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- 岩石や鉱物に含まれる放射性元素を調べると、火山活動がいつ起こったのか、金がいつ沈殿したのかを知ることができます。
九州南部に分布する火山岩の年代を調べると、約600万年前から現在に至るまでに、火山の活動が東に移動していることがわかりました。
また、金鉱床は約450万年前(春日)から100万年前(菱刈)の間にできており、鉱床の形成に関連した火山活動から、およそ50万年遅れている事が分りました。
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- 金と一緒に沈殿した石英の中には、結晶が成長する際に取り込まれた熱水が、流体包有物として存在します。
この流体包有物を調べることで、当時の熱水の温度や成分を知ることができます。
- 右図では、顕微鏡で観察しながら温度を上げてゆくと、内部に見えている気泡が小さくなります。気泡が完全に消えた時の温度が、当時の熱水の温度を示します。この流体包有物は約100万年前に取り込まれたもので、当時の温度は約170℃であったことが分りました。
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